4G / LTEに対応したAI搭載の最新型産業用ドローン「ANAFI Ai (アナフィエーアイ)」の価格が発表
ヨーロッパの信頼できるドローンメーカーParrot社は、提供するハードウェアとソフトウェアのエコシステムを通じて10年以上、ドローン業界のニーズに応えてきました。さらに、経験豊富な業界パートナー企業と共にそのプラットフォームの提供を強化し続けています。
ドローンとコントローラーのデータリンクに暗号化された4G/LTEネットワークを利用可能な最新モデル「ANAFI Ai (アナフィエーアイ)」。通信制限を感じることなく、正確なコントロールが可能となる。2021年6月30日に、Parrot社より情報公開され、2021年下半期に発売すると言われている。価格は、4,000ドル〜(110円/1ドル換算ベースで日本円で約44万円〜)で2022年1月より販売開始されるとのこと。詳細がわかり次第、記事をアップデート致します。
ドローン | コントローラー(Skycontroller 4) | |
展開サイズ | 320x440x118mm | 315x147x55mm |
折りたたみサイズ | 304x130x118mm | 238x147x55mm |
重量 | 898g | 283g |
機体購入に活用できる補助金
ANAFIシリーズの購入に活用できる最適な補助金は、小規模事業者持続化補助金(令和3年度)です。機体購入に加えて、操縦ライセンスの取得や備品やPix4Dなどのソフトウェア購入、ドローン事業立ち上げに必要なホームページやランディングページ制作にも活用できます。またSDKやアプリケーションの開発にはものづくり補助金が最適です。補助金を活用して、ドローンをお得に購入し、新規事業の立ち上げに利用しましょう。補助金の利用や検討に関しては是非とも弊社にご相談ください。
4G/LTE 通信回線に接続可能
データ送受信が可能なSIMカードを利用して、4G回線に接続が可能。すべてのスマートフォンで動作し、新たに契約をする必要はない。
ドローンと送信機間の通信は、あらゆる状況下でも途切れることがなく、信頼性が高い。4G / LTE回線 を運用する通信事業者と連携し、アメリカ国内では商用サービスに向けて準備を進めている。
Parrotの開発したストリーミングソフトウェアは、あらゆる回線状況に適用し、ネットワーク品質に合わせて、解像度やフレームワークをすぐに最適化するほか、パケットロスやフレームロスにも強い。
飛行性能
- 32分以上の飛行時間
- ボディとANAFIAiパワープラントの最適化された空力性能で、前進飛行で17 m / s(61 km / h)、横飛行と後進飛行で16 m / s(58 km / h)の最高速度
- 耐風性能は12.7m / s(45km / h)
- モーター/プロペラの制御の最適化と高効率バッテリーのおかげで、無風で14 m / sのスピードで22.5kmを飛行可能
最大速度 | 前方17m / s 〜 後方および横方向16 m / s |
耐風性 | 12.7 m / s |
飛行時間 | 32分 |
最大上昇速度 | 4 m / s |
最大降下速度 | 3 m / s |
海抜からの最高到達点 | 5,000メートル |
航行可能距離 | 風なしで14m / sのスピードで22.5km |
高性能カメラ
48MP、6倍デジタルズームを搭載し、75m離れた場所で1cmの対象を見分けられる。イメージセンサーはクワッドベイヤー配列を採用し、HDRモードで14EVというダイナミックレンジを実現。ジンバルのチルト範囲は-90°~+90°となり、アクセスしにくい場所の撮影も容易となりました。手ブレ補正機能は、機械式3軸・電子式3軸の合計6軸ハイブリッドとなり、横風でも鮮明な写真が撮影可能。
Skycontroller 4 (ANAFIシリーズの新しいコントローラー)
パロット社の新しいコントローラー「Skycontroller 4」は、煩わしいケーブルが不要になるなど先駆的なデザインを採用。iPad miniや大型スマートフォンもすべて使用可能になった。Parrot社はANAFI Aiについて、「完璧な仕事は、喜びをもたらします」を実現する機体と位置付けている。
ANAFI Aiのコントローラーは、簡単で直感的な操作をパイロットに提供します。飛行にトレーニングは必要ありません。多くの飛行モード(フライトプラン、カメラマン、ハンドテイクオフ、スマートRTH)の自動化が可能になります。
センサーフュージョンアルゴリズムは、すべてのセンサーからのデータを組み合わせて、ANAFI Aiの姿勢、高度、位置、速度を推定します。
AIによるフライトプランの自動生成
「ANAFI Ai」搭載のAIによって、写真測量に特化したフライトプランを自動生成することができる。
飛行中に「PIX4Dcloud」に直接画像を送信し、着陸時に計算を開始する。手動で時間のかかるデータ転送作業が不要である。
フライトプラン:複数のウェイポイントと関心のあるポイント
写真測量:シングルグリッド、ダブルグリッド、軌道
カメラマン:視覚追跡による自動フレーミング
スマートRTH:カスタマイズ可能な戻り高度
ビークル:コントローラーの位置参照に適合した飛行
障害物の自動回避機能
機体前方に搭載した可変式の全方位ステレオカメラで障害物を検知して自動的に回避する独自設計の障害物回避システムを搭載。航空機を取り巻く3D環境を構築する障害物検知AIを搭載し、最大8m / s(29 km / h)の速度での障害物の自動検出と自動回避が可能。
左右のステレオカメラによって生成された画像内の点群を識別し、2つの画像内のこれらの点の位置差を測定。ANAFIAiは、最大500ポイントを含む3D点群を生成します。
カラーマップは赤が近く、紫が遠くになります。
屋内飛行
ANAFI Aiは、GPS信号がない場合、ANAFI Aiは、主に垂直カメラ測定によって、速度と位置推定を行う。垂直カメラの隣にLEDライトが装備されているため、垂直カメラアルゴリズムは、暗い場所でも実行可能。これらにより、ドローンは、特に屋内または非GPS環境下で、地上5m未満で飛行するときに安定性を保つことができます。LEDライトの電力量は、アルゴリズムに応じて自動的に最適化します。
開発者向け機能
すべてのSDKは、Parrot Developer Portalで、無料で利用できます。地上制御局アプリケーションFreeFlight7をオープンソース化した。
・Air SDK
コードを直接実行するための技術アーキテクチャを提供。ANAFI Aiの 開発者は、機体のセンサーや接続インターフェース、自動操縦機能にアクセスし、カスタムデザインの自律飛行ミッションをプログラムできる。Air SDKは、以下へのオンボードアクセスを提供します。
- すべてのセンサー(IMU、GPS、TOF)と飛行状態
- すべてのカメラからのビデオストリームとメタデータ
- Wi-Fi、4G、USB通信インターフェース
- 深度マップと占有グリッド
- 障害物回避ルートの自動生成
・Ground SDK
パロット社製ドローン用のiOS、Android両方のアプリケーションをサポートし、APIを介してドローンの各種機能(制御、ビデオ設定等)にアクセス可能。
・OpenFlight
FreeFlight 7のオープンソースのコアで、開発者は独自の機能を追加し、ストアで公開することができる。
・Sphinx
フォトリアリスティックな3Dシミュレーション環境で、アルゴリズムや飛行シミュレーション(フライトテスト)を試すことができる。
- すべてのカメラとセンサーをシミュレートする
- 深度マップとセグメンテーション画像をシミュレートする
- リアルな3Dシーンに移動します
- スクリプトを使用してシミュレーションを制御する
- 歩行者と車両を追加する
- フライトデータを視覚化して記録する
- ドローンセンサーと周囲の物理要素を構成する
- リアルタイムファクターを制御する
・Olympe
Olympeは、ANAFIAi用のPythonでコントロールするプログラミングインターフェースです。Olympeの目的は、シミュレーション環境Sphinxと接続し、離れたコンピューターから物理的なANAFI Aiを制御することも可能です。
- シミュレートされたまたは物理的なANAFIAiに接続します
- コマンドの送信(パイロット、カメラの向き、RTH、FlightPlan)
- すべてのカメラのビデオストリーミングを開始および停止
- ビデオストリームとメタデータの記録
パートナーエコシステム
Pix4D : 2D / 3Dモデリングアプリケーション
DroneSense
ドローンパイロットに直感的な飛行制御インターフェイスを提供。空中のドローンからのライブビデオストリームとテレメトリデータに加えてどこからでも現場パイロットとコラボレーション機能により、現地の状況把握が可能。さらに、DroneSenseは、運航管理者に、フライトログ、ハードウェア、人員などの重要なデータを追跡するためのフライトログシステムを提供します。
まとめ
補助金を活用して、機体購入などのイニシャルコストを低減しながら、最新テクノロジーを活用した新規事業に活かしていきましょう。下記のCONTACT USから是非ともご相談ください。