
新規事業開発を成功に導く考え方~基本編~
『新規事業開発』とは何か。
その名の通り、企業が新しい事業を開発する事です。
何が新しい(新規)になるのか分類すると、
・技術やサービスが新しい
・市場が新しい
というケースがほとんど。
新しいかどうかの判断基準は、既存事業として社内に存在するか?
あるいは世の中に存在しているか?(またそれが受け入れられているか?)
などで判断すると良いです。
「これまでにないものを生み出す」と聞くと一見難しいように感じますが、
例えば、これまで店舗販売中心だった雑貨屋が、
WEBでも販売する事になった。これも新規事業です。
WEBという新しいチャネルに対し、新しい理解・学習・体制構築などが必要になり、立派な“新規事業”として成立します。
新規事業開発の大きな壁
「リスクを取って挑戦しても全然うまくいかない」
よくこういった声が聞かれます。
日経TECHSで行われた調査によると、
新規事業開発はうまくいくのか?
というアンケートに対して、
半分程度以上上手くいくと答えた方は26.3%。
うまくいくものは少ないと答えた方が67.7%という結果でした。
※日経TECHSから引用
ではどのようにすれば、新規事業開発が成功するのか?
まずは基本的な情報を整理していきましょう。
新規事業開発における2つのフェーズ
新規事業の立ち上げでは、
企画やアイデアを練って事業計画を立てる「プランニングフェーズ」と、実際に事業を立ち上げる「実行フェーズ」にプロセスが分かれます。
実行フェーズに移るためには、プランニングフェーズを経ることになるので、
プランニングはとても重要と言えます。
プランニングフェーズで何をすれば良いのか?
まずは徹底した調査です。
具体的には、新しい技術調査や市場調査をしますが、
おおよそは以下の流れになるケースで動いていきます。
1.ニーズの調査をする(業界調査)
=市場が「何を求めているのか」調べる
例)顧客へのアンケート、クレームや意見などの収集、社内でのヒアリング、外部への相談など
2.ニーズを整理する(課題の抽出・把握)
=収集した情報を整理し、課題を洗い出す。
例)世の中の課題、業界の課題、利用者の課題、社内の課題などを整理する
3.整理した情報をもとに、仮説を立てる
=課題に対しての解説策を出し、事業のアイデアを構築する
例)課題にしてのサービスアイデア出し。そこに必要な情報やリソースの整理、問題点の抽出と解決も合わせて実施
(4.仮説を検証する=実行フェーズへ)
1~3の繰り返しです。
事業計画立案のためには、
入念な事前調査と、仮説と検証の繰り返しです。
事業計画を練れば完成ではなく、
その後実際の検証に入るため、想定外の各種問題も勃発なども日常茶飯事です。
現実的な事業の実施まで持っていく必要があります。
また新規事業を進めるためには、事前の学習が不可欠です。
この学習を効率的に行おうとする手法があります。
「リーン・スタートアップ」という概念
簡潔にいうと、サービスが未完成の状態から仮説を顧客にぶつけて反応を伺い、改善を重ねるという概念です。
トライアンドエラー(仮説→検証)のサイクルを早めることで、
効率的かつ迅速に必要な知識と経験が身に付くというもの。
今のところ最も効率的な事業開発の手法の一つと考えられており、
多くの新規事業開発メンバーが活用しています。
リスクを可能な限り抑えるという意味でも推奨できる手法です。
まとめ
新規事業開発のまずはプランニングについて取りまとめました。
成功する新規事業開発のポイントは、
やはり顧客の要望に真摯に耳を傾け、様々なアイデアを出しながら、
既存の商品・サービスをベースに新たな市場・顧客を開拓する方法が多いと考えられます。
新規事業を立ち上げたいと考える方は多い一方、
「いきなり自分が中心に事業は立ち上げられない」
「何をどうしたらいいのかわからない」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外部組織を活用することも有効な手段の一つです。
新規事業開発・事業推進にご興味のある方はEXPACTまでご相談ください。
「とりあえず1回話を聞いてみてほしい」という方も大歓迎です!
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