米国Easy Aerial社のスマート空中監視システム「SAMS-T」
SAMS-Tは米国Easy Aerial社が提供する、テザードローン(有線給電式)を用いたスマート空中監視システムです。無制限の飛行時間と、強化されたデータセキュリティが特徴です。離陸から着陸までのすべての動作は完全に自律で行われ、現場での介入なしにリモートで実行することができます。Easy Aerial社製ドローンは国内正規代理店の株式会社トラジェクトリーが提供しております。
SAMS-Tのようにワイヤなどで係留されたドローンについては、条件を満たせば事前の許可・承認が不要になるなど日本国内での規制緩和の動きも出てきています。(後述)
SAMS-Tの機器構成
- 左:リモート監視ソフトウェア(ERMS)
- 中:イージーガードテザー(EG-T)
- 右:ドローン機体(同社製Alpine Swift, Albatross, Raptorのいずれか)
リモート監視ソフトウェア(ERMS)
ERMSは、単一または複数のドローンとそのペイロードセンサーをコントロールできるソフトウェアです。いつでもどこでも安全にアクセスできるため、ユーザーはコマンドセンターのデスクトップや、屋外ではスマートフォン、タブレットまたは独自のコントローラーを使用してミッションを実行できます。
イージーガードテザー(EG-T)
イージーガードテザーは、離陸・着陸・充電用の独立した機体格納庫です。イージーガードテザー内には自動引き込みメカニズムを備えた、高度なデータオーバーパワー(DOP)ケーブルが組み込まれています。耐久性の高いケーブルは150・200・300フィートの長さがあり、リクエストに応じてさらに長いケーブルを利用することができます。
対応機体の性能比較表
ALPINE SWIFT (画像はFALCON) | ALBATROSS (画像はOSPREY) | Raptor | |
重量(ペイロードなし) | 2.6kg(5/7ポンド) | 3.0kg(6.6ポンド) | 5.5kg(12.12ポンド) |
ペイロード(最大積載重量) | 2.5kg(5.5ポンド) | 3.8kg(8.5ポンド) | 3.0kg(6.6ポンド) |
飛行時間(有線給電時) | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
飛行時間(フリーフライト時) | ー | ー | 45分 |
飛行速度(フリーフライト時) | ー | ー | 20km/h (12.4マイル/時) |
最大伝送距離 (フリーフライト時) | ー | ー | 20km (12.4マイル) |
耐久性 | 全天候(雨、雪、霧) | 全天候(雨、雪、霧) | 全天候(雨、雪、霧) |
係留ドローンの規制緩和
国土交通省は、人口密集地や夜間に小型無人機ドローンを飛ばす場合、強度が十分なワイヤなどで係留すれば、事前の許可や承認を不要とする方針だ。道路といったインフラや建物の点検などに活用しやすくする。飛行エリアを物理的に制限することで、航空機や地上の安全を確保できると判断した。航空法施行規則を改正し、10月から適用する。許可や承認の適用除外とするのは、30メートル以下のワイヤやひもなどでドローンをつなぎ、飛行範囲への第三者の立ち入りをチェックしている場合。密集地、夜間のほか目視外飛行や、農薬散布など物件投下を目的とする飛行も手続きが要らなくなる。
国土交通省は、人口密集地や夜間に小型無人機ドローンを飛ばす場合、強度が十分なワイヤなどで係留すれば、事前の許可や承認を不要とする方針であり、道路といったインフラや建物点検などに活用しやすくなる。飛行エリアを物理的に制限することで、航空機や地上の安全を確保できると判断した。航空法施行規則を改正し、10月から適用する。
許可や承認の適用除外とするのは、30メートル以下のワイヤやひもなどでドローンをつなぎ、飛行範囲への第三者の立ち入りをチェックしている場合。密集地、夜間のほか目視外飛行や、農薬散布など物件投下を目的とする飛行も手続き不要となる。
機体購入に活用できる補助金
SAMS-Tや対応デザードローンの購入に活用できる最適な補助金は、ものづくり補助金です。機体購入に加えて、操縦ライセンスの取得や備品やソフトウェア購入、ドローン事業立ち上げに必要なホームページやランディングページ制作にも活用できます。補助金を活用して、ドローンをお得に購入し、新規事業の立ち上げに利用しましょう。補助金の利用や検討に関しては是非とも弊社にご相談ください。
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