DJI MATRICE 30とは
DJI MATRICE 30 ※(通称 M30)は、DJIから2022年3月22日に発表されたモデルで、パワー、耐久性、性能が大幅にアップし、より高い運用効率を実現する新世代の産業用ドローンとなります。
「バックアップに収まるコンパクトサイズ」とされ、既存モデルよりも持ち運びやセットアップが簡単になったことも特長です。
特徴
ズームカメラは、5〜16倍光学ズームと200倍デジタルズームに対応した48MP 1/2インチCMOSセンサーを搭載。さらに、8K写真や4K30fps動画撮影に対応した12MP広角カメラ、最大1200m先の対象物でも高精度に座標を提示できるレーザー距離計を搭載しています。
ワイドカメラ | ズームカメラ | |
センサー | 1/2″ CMOS 12MP | 1/2″ CMOS 48MP |
換算焦点距離 | 24 mm | 113-405 mm |
ビデオ解像度 | 4K / 30fps | 4K / 30fps |
ズーム | ー | 光学ズーム:5〜16倍 デジタルズーム:200倍 |
サーマルカメラ搭載の「M30 T」
「M30 T」モデルには、M30モデルのカメラとレーザー距離計に加え、640×512ピクセルの放射分析サーマルカメラが搭載されています。
赤外線カメラ概要
相当焦点距離 | 40 mm |
解像度 | 640×512 |
フレームレート | 30fps |
測定精度 | ±2°Cまたは±2%4 |
新型送信機「DJI RC Plus」は物理ボタンを実装
独自設計された新型送信機(コントローラー)のDJI RC Plusは、高解像度の7インチワイド画面を搭載。画面の両サイドにある操作スティック下部に物理ボタンが合計6つ用意され、機体の操作感が向上。駆動時間は最大6時間で、内部バッテリーとスワップ交換できる外部バッテリーにも対応しています。
遠隔・自動での飛行が可能に
パイロットが実際にコントローラーで機体を操縦するオペレーションだけではなく、遠隔・自動でのオペレーションが可能となります。
DJI Flight Hub2(ドローンフリート管理用クラウドベースソフトウェア)
前モデルの機能をアップグレードし、地上チーム、ドローン機体、ペイロード、パイロット、そして全収集データの同期・連携を行います。クラウドベースで機能するため、ウェブブラウザを経由してあらゆる端末から飛行ミッションの管理やモニタリングを行うことができます。
DJI Dock(自立型ドローンドック)
機体の収納、離着陸から充電までを自動で実行。
DJI Dockは、DJI M30シリーズ(Dock版)の自動離着陸や充電ステーションとして利用でき、ドローンのプログラム飛行ミッションを完全に自動で実行することもできる。セットアップ後、完全充電されたM30シリーズ(Dock版)は離陸後、ドックを中心にして半径7kmの範囲で上述のDJI FlightHub 2でプログラムされたミッションを自動で遂行する。
※DJI FlightHub 2とDJI Dockの日本での発売時期は未定です。
フラッグシップモデル「M300」との比較
Matrice 30 | Matrice300 RTK | |
展開時サイズ | 470×585×215 mm | 810×670×430mm |
重量(バッテリー含む) | 約3.8kg | 約6.3kg |
最大飛行時間(ペイロードなし) | 41分 | 55分 |
保護等級 | IP55 | IP45 |
障害物検知範囲 | 前方:0.6〜33m 後方・上下左右:0.5〜33 m | 前後左右:0.7〜40m 上下:0.6〜30m |
フラッグシップモデル「Matrice 300 RTK」については、こちらの記事をご覧ください。
機体購入に活用できる補助金
Matrice 30の購入に活用できる最適な補助金は、ものづくり補助金です。機体購入に加えて、操縦ライセンスの取得や備品やソフトウェア購入、ドローン事業立ち上げに必要なホームページやランディングページ制作にも活用できます。補助金を活用して、ドローンをお得に購入し、新規事業の立ち上げに利用しましょう。補助金の利用や検討に関しては是非とも弊社にご相談ください。
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