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【スズキ×就活生】デジタル時代、変わる自動車業界の新卒採用とは

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【スズキ×就活生】デジタル時代、変わる自動車業界の新卒採用とは

▲写真左から、神谷さん、熊瀧さん、平岡さん、若月さん

デジタル時代、自動車業界の新卒採用についてスズキに聞く

日本の人口が減少する中、「人材の不足、採用難」が顕著になっています。特に、地方における新卒採用は厳しさを増しています。2020年3月より採用活動が解禁され、既に多くの21年卒の大学生が就職に向け活動を開始しています。

本日は、弊社学生インターンであり、現在就活生でもある若月さん、平岡さんに、インターンシップ活動の一環として、スズキ株式会社様(以下、スズキ)の熊瀧さん、神谷さんに“就活”に対する企業側の考えをインタビューしていただきました。

 

熊瀧潤也さん

スズキ株式会社経営企画室コネクテッドセンター。

自動車業界のCASEのコネクテッド領域の開発や、データサイエンス、サービス開発、事業創出など幅広く活動中。

 

神谷洋三さん

スズキ株式会社 経営企画室経営戦略部。

100年に1度の大変革と言われる世界の自動車業界の動向や課題を長期的に捉え、自社の強みを経営戦略へと落とし込み、様々な計画実行に従事。

現在は経営戦略立案のほか、社内の生産性向上やスタートアップ活用など幅広く活動中。

 

 

平岡琢也さん

静岡大学情報学部3年生、2021年卒業予定

現在はStartup Weekend 浜松というコミュニティで活動する傍ら、幼少期より乗り物が大好きだったため、自動車メーカーやIT企業など幅広い選択肢を視野に就職活動中。

 

若月祐樹さん

静岡大学情報学部3年生、2021年卒業予定。

研究室にて、ICT技術発達の負の側面を解決する方法を探求する傍ら、主にITベンチャー企業を志望し就職活動中。

 

 

お客様ファーストであることを第一に

 

平岡さん:早速なのですが僕は現在就活中で、会社選びではどんな人が働いているのかに注目しています。スズキではどういった人柄の社員の方が多いですか?

 

熊瀧さん:弊社の社是に、お客様にとって価値あるものを作ろうというものがあり、それは全社員の根底にある価値観になっています。

社員一人ひとりが心の中でお客様の顔を思い浮かべて製品を作ろうとしており、スズキ社員に聞けば、まずその社是が出てくると思います。

 

平岡さん:スズキでは、そういったお客様ファーストな人材を求めているのでしょうか?

 

熊瀧さん:はい。しかし、実際にその価値観が実践できているかというと、商売の規模が大きくなるにつれ、実感としては薄れつつあるという現状もあります。一緒にお客様ファーストの精神を改めて取り戻していけるような方と、共に働きたいと考えています。

 

 

業界も人材も働き方も100年に1度の大変革

 

若月さん:僕を含め、情報学を専攻している学生が年々増えています。情報系学生はスズキにとって求められている人材なのでしょうか?

 

熊瀧さん:実は今一番求めていて、一番採用しているのは情報学部系のIT人材です。

 

平岡さん・若月さん:そうだったのですか!IT人材はどういった役割を担うのでしょうか?

 

熊瀧さん: 大企業のIT部門は、ITサービス、社内サービスを作るイメージが強いと思います。

私の部門「コネクテッドセンター」では毛色が少し違っていて、自動車のCASE*対応に向けたコネクテッド化を推進し、システム開発をする仕事になります。(*Connected、Autonomous(自動運転)、Sharing、Electric(電動化)の略称)

そのため、通信やIoT、データサイエンス、データアナリティクス、データエンジニア、そういったスキルを全般的に学ぶITスキルをもった学生は、100年に1度の大変革の真っただ中にある自動車業界では非常にニーズのある人材です。

 

神谷さん:今後私たちは、ただの車メーカーではなく、社会インフラとしてのモビリティサービスや移動体験も提供する会社へと変化していくでしょう。

そのため、もし情報系の学生さんの中で、地方で社会実装まで含めた大きなモビリティプロジェクトをやってみたいという方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

弊社はまだまだ小さいながらも、グローバルに挑戦できる環境もあります。ので、インパクトの大きい仕事への挑戦意欲や気概を持った人を募っています。

 

若月さん:ITスキルをもった学生が就活でよく候補に挙げる企業は、フレックスな働き方や、プロジェクト単位で契約を結ぶといった働き方ができることが多いです。スズキではどういった働き方があるのでしょうか?

 

熊瀧さん:私の所属するコネクテッドセンターでは、プロジェクトを自ら企画して、自ら実装するという仕事の性質を持っており、従来の車づくりとはだいぶサイクルが違います。

それに伴い、働き方自体も大きく異なっており、フリーアドレス(自分の好きなところ)で作業をしてもらったり、私自身もThe Garage for Startupsというコワーキングスペースへ行って一人で集中する時間を作ったりと、比較的フレックスな働き方を実現しています。

本来の弊社の働き方とはだいぶ異なりますが、そういったリモートワークすることが日常になっています。外部の方との関りが多くなると、出張も増えるので、リモートワークが当たり前になるのです。

全社的な働き方がこうであるというわけではありませんが、それぞれの仕事内容に合わせた働き方を、社内の制度と折り合いをつけて実現しています。

 

若月さん:モビリティサービスやCASEのプロジェクトに従事したい学生は、それに適した働き方ができるようになっているのですね!

 

神谷さん:かつては社内で仕事が完結することが多く、画一的な働き方が最も効率が良かったという面があります。現在、IT企業などの外部との協業や、新しい事業に挑戦する中で、場所や時間の制約に縛られてしまうと仕事が成り立たない場合もあります。今後は、その仕事に適した人材、適した働き方を導入する、そういった一国二制度の様なスタイルがどんどん導入されてくると思います。

 

熊瀧さん:ちなみに近日コネクテッドセンターの採用WEBページが立ち上がるのですが、社員インタビューなど、どんな人がどんな働き方でどんな仕事をしているのかを発信するので、より雰囲気が伝わるのではないかなと思います。

 

変化する就活生の意識

 

平岡さん:スズキの方から見て、最近の就活生についてどう思いますか?

 

神谷さん:なかなかITスキルを持った学生さんが振り向いてくれないという課題を感じています。そもそも自動車メーカーって就職先じゃないよね、機械系の学生が行くところだよね、という風潮があるのかなと。我々がもっと発信して、その風潮を打破していきたいと思います。

 

若月さん:やはり、近年の学生に人気の企業は、働き方やその成果が見えやすいものが多いと思います。社員の方がSNSで自社の様子を発信していたりするとすごく親近感がわきます。

だから、逆にどういう風に働いているのかが見えづらいと、志望しづらいのかなとも思います。

 

熊瀧さん:企業のSNS活動が採用ブランディングにもつながっているのは非常に現代的ですね。

 

若月さん:ほかにも通年の長期インターンシップがあると、理解も深まるのではと思います。

浜松では通年で長期インターンシップができる環境があまりないので、本当にやりたい人は長期休みに東京へ行ってやっていたりします。それが、地方学生が地元で就職をせずに、東京へ流れていく原因の一つにもなっていると思います。

 

神谷さん:やはり今の学生さんはインターンシップを重要視しているのですね?

 

平岡さん:ミスマッチを不安に思う気持ちが大きいので、入社前やエントリー前にできる限り会社や業務のリアルな姿を深く知りたいと思う学生はとても多いです。そのため、インターンシップに行くのが当たり前になってきているように感じます。

 

熊瀧さん:変わってきていますね、私のときはインターンシップの機会なんてほとんどありませんでした。

 

若月さん:その一方で、就労型でないとインターンシップ期間中にアルバイトで稼ぐことができないから辛いという話も聞きます。

就労型でお金もらいながらやることができれば、普通のアルバイトと違って、学びもあり、将来の就職にもつながりつつお金をもらえるため、学生にとって非常にありがたいです。

 

熊瀧さん:ぜひやりたいですね。より受け皿を増やして幅広く学生さんのニーズに応えられればと思います。

 

チャレンジに真剣に向き合える環境

 

平岡さん:スズキのどういったところが魅力だとお考えですか?

 

神谷さん:経営戦略部に来たのが5年前で、それまではオートバイの設計をしていました。世界中の様々なお客様を感じられるようになり、とてもやりがいを感じています。

良かった悪かったという声を直接買った人から聞くことができる、そこが最終製品を作る会社で働く喜びと感じています。

 

熊瀧さん:私は、結構やりたいことを何でもやれる環境があるところが好きですね。

社員アンケートでも、チャレンジできる環境がある、やりたいことをやれる、自由な社風、といったことが会社の良いところとしてよく出てきます。

 

平岡さん:大企業ほど社会的責任も大きいと思うので、それは意外かもしれないです。

 

熊瀧さん:もちろん無鉄砲に何でもやれるわけではなく、チャレンジをだめと言われたり、チャレンジしても失敗したりすることは多々あります。

ですが、それは熱意が足りなかったり、考え方が間違っていたり、あともう一歩努力すればできるところまで来ている人が多いです。そのあと一歩の努力をして挑戦に真剣に向き合える環境はありますし、真剣に向き合えば実際にやればできるのだということを、チャレンジできた人の実感として、たくさんの社員が持っていると思います。

 

若月さん:真剣に向き合えば自己裁量権をもって仕事ができる環境があるのですね。これは今の就活生にとってすごく魅力的だと思います!

 

自身を耕すチャレンジ精神

 

若月さん:企業側が新卒社員に期待する役割とは何ですか?

 

神谷さん:キャリア採用と違って、新卒採用はいわば耕されていない荒野です。なので色々なことを吸収してほしいと思います。学生時代では経験できない色々な壁に出会うと思います、新入社員にはその都度で主体的にたくさん吸収して自身を耕していってほしいと思います。

 

若月さん:貴社がゴールドスポンサーをされている起業体験イベントStartup Weekend 浜松はチャレンジマインドを大切にしています。このマインドは自身を耕すための素養として新卒社員にとっても重要なものなのでしょうか?

 

神谷さん:はい、積極的にチャレンジしてくれると嬉しいですね。耕されていないということは、凝り固まっていないということです。新たな発想や意見を積極的に発信してくれるようなチャレンジ精神を新卒社員には求めています。

 

熊瀧さん:なので今回の「第9回Startup Weekend 浜松MOBILITY」では、こういったイベントに参加されるような学生さんとたくさん交流を持ちたいと思っています。

スズキが実は色々新しい取り組みをしていることや、学生さんが知らないスズキの今をたくさん発見してほしい。スズキが今求めている人材がどういう人材なのか知ってもらって、スズキに興味を持ってもらって、ぜひ新卒採用にエントリーしてほしいと思います。

 

熊瀧さんがお話した「第9回Startup Weekend 浜松MOBILITY」の詳細は画像をクリック↓

 

【Startup Weekend 浜松】日本初のテーマ・モビリティにかけるスズキ、オーガナイザーそれぞれの想いとは

 

平岡さん:本日聞かせていただいた企業側の新卒採用に対する考えを、今後の就職活動に活かしたいと思います!

 

神谷さん:こちらこそ、学生さんと私たち企業の互いの考えを知れる良い機会になりました、ありがとうございます。

 

平岡さん・若月さん:ありがとうございます!

 

 

(取材・執筆:EXPACT株式会社 井上裕太郎 編集:EXPACT株式会社 坂井あゆみ)

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