はじめに
多様な働き方を尊重し、個々の働く人を大切にするという視点が重要です。それにより、エンゲージメントを向上させ、生産性や労働効率を高めることにもつながります。
エンゲージメントの向上は、働く人が自身のスキルや好奇心をフルに発揮できる環境を整えること、また適切な評価や報酬の仕組みを整えることで実現します。個々の価値観や目標を尊重し、それに合わせた働き方を提案することも大切です。
また、労働力の拡大については、多様な働き手が活躍できる環境を整備することで実現できます。具体的には、テレワークやフレキシブルな働き方を整備し、子育てや介護等で働く時間に制約のある人々も含めた多様な労働力を活用すること、さらには共有値を明確にすることで、新入社員から経験者までが安心して働ける環境を作り出すことが重要です。
そんな働く人一人一人を尊重する風土を整えることで、はたらきやすい環境が実現し、企業も働く人も共に成長できる状況を作ることができます。
はたらきがいとは?
はたらきがいは、人それぞれの価値観や目的によって大きく異なります。自己成長を重視する人、給与や報酬を求める人、同僚との信頼関係やチームワークを重視する人など、その定義は無数にあります。
まさに、その幅広い「はたらきがい」を認めて、個々の価値観に寄り添う環境を作れる企業が、これからの働く人々の求める理想的な職場です。そして、そうした企業は、多様な才能が自分らしく活躍でき、新たな価値を生み出すことができます。
「はたらきがい」を感じるためには、自分自身の役割とその価値を理解し、組織や社会から評価や報酬を得ることも大切です。また、働く人々のいい感じの働き方が、企業の成長や社会に対する貢献につながることを感じることも、はたらきがいを感じる重要な要素と言えます。
それぞれが自分の「はたらきがい」を見つけ、キャリアビジョンを追求することで、一人ひとりが力を発揮し、企業も社会もより充実したものになるでしょう。社会全体がそうした個々の力を活かし、多様性を尊重する文化を作り出すことが、はたらきやすい社会につながると私たちEXPACTも考えています。
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)は、なぜ人気なのか?
採用成果を高めるためには顕在層へのアプローチだけでは限界があり、未来の母集団候補となる潜在層との接点づくりや関係構築が非常に重要となっています。
昨今の採用手法には、大きく3つのトレンド手法があります。
・ダイレクトリクルーティング
・リファラル採用
・SNS採用
皆さんも、一度は検討もしくは実行されたことがあるのではないでしょうか?
特に、SNS採用(ソーシャルリクルーティング)は、スタートアップ~大企業まで多くの企業が力を入れています。
ではなぜ、SNS採用はここまで採用手法の1つとして台頭してきたのでしょうか?
答えはシンプルで、学生・求職者のほとんどが、SNSを活用して企業や就活の情報収集をしているため効果的と言われています。
特に学生は、「企業探し」だけなく、「自身の就活をSNSでシェア」まで積極的に行っていますので、そこから企業研究やリアル口コミ等の、信用できるソースからの情報収集を行っています。
キャリタス就活 2022 学生モニター調査結果
採用は、ターゲットにいかに自社を認知してもらい、ファンにさせることが出来るかが、すべてです。SNSを活用しない手はないでしょう。
もっというと、学生・求職者の信頼を得るには、多角的な情報提供が鍵となります。
写真・動画なども掲載した会社情報の発信で、
・ビジョン、価値観マッチ(社長インタビュー)
・社風、働き方マッチ(社員インタビュー)
・やりがいマッチ(各職種の詳細な仕事内容、組織紹介)etc.を発信することが重要です。
ですが、一口にSNSといっても多様な種類があります。
今回は、SNS採用未経験の方でもとっかかりやすい、Twitter運用に関して解説していきます。
Twitter/X 採用活動のメリット・デメリット
まずは、メリットから。
Twitter / Xで採用活動を行うメリットには、下記のような点が挙げられます。
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・拡散力が高い
・ミスマッチのない母集団が形成できる
・アカウントが資産となる
・だれでも更新しやすい
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詳しく解説していきます。
・拡散力が高い
→Twitter / Xの特徴として、フォロワー数が少ないからと言って拡散力がないこともなく、フォロワーが数百人規模のアカウントでも、ツイートの内容・タイミングによって多くの人に拡散され、アプローチすることができます。認知度のない企業がまず取り組むべき、アプローチ力の高いSNS採用ツールとなっています。
・ミスマッチのない母集団が形成できる
→Twitter / Xには、文字数制限はありますが、投稿はいつでも何回でも誰でも可能です。
求人サイトでは伝えきれない社内の雰囲気や従業員の人柄などをアピールできる為、結果、カルチャーマッチした学生・求職者がフォロワーとして集まり、ミスマッチのない母集団(タレントプール)を形成できる可能性が高くなっています。
そうした母集団に例えばインサイドセールスで活躍している人のインタビュー記事を拡散することで採用ブランディングにつながります。
・アカウントが資産となる
→求人媒体・エージェントのように、採用タイミングごとに新しく申し込み、立ち上げをする必要がなく、地道に運用を続けることで、そのアカウントが継続した資産となります。
仮に直近で採用する予定がなくても、フォロワーを増やしておけば、採用のタイミングで募集職種や仕事内容をつぶやくだけで、学生・求職者が集まりやすくなります。継続してつぶやくことで、アカウントが成長し、ますます影響力は強くなっていきます。
・だれでも更新しやすい
インスタグラムやtiktokのように、写真や動画という素材を必要とせず、140文字以内という制限のおかげで、
気軽に文字だけで運用・更新できる点もTwitter / Xの大きな特徴です。
反面、デメリット・注意点もあります。
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・炎上するリスク
・ネガティブキャンペーンになる可能性がある
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・炎上するリスク
気軽さ故に、Twitter / Xでの企業アカウントの炎上はよく起こります。
また、人事アカウントの炎上は特に多く、最新の注意を払って運用する必要があります。
企業の看板を背負っていることを充分理解しましょう。
・ネガティブキャンペーンになる可能性がある
例えば、ツイートが夜中の更新ばかりのアカウントや、就活生へのアドバイスが的外れな人事アカウントは、
学生・求職者にどうみられるでしょうか?たった一つのツイートで、企業が築き上げてきたブランドは一瞬で崩れます。カルチャーマッチの為、嘘偽りのないツイートも大切ですが、様々なステークホルダーも見ていることを忘れずに、ファクトチェックもしっかりしてからツイートする必要があります。
全員採用! 1人の熱狂から、組織の熱狂に至るには
大前提、採用は人事だけでは成功しません。
SNS採用に関しても、1つのアカウントよりも2つのアカウントの方が、学生・求職者に認知される可能性が高いことは言うまでもありません。また、組織をあらゆる角度から拡散できるので、より多角的な情報提供が可能となります。
3分の1の法則という、組織における考え方をご存知でしょうか。
あらゆる研究結果から、組織は、賛同者3分の1、反対者3分の1、無関心3分の1、という割合になっていくのだそうです。
SNS採用はあくまでトレンドで、まだ一般的な採用手法とは言えません。
ですので、皆さんがSNS採用を始めても、社員の理解は得られず、協力してもらえないかもしれません。
どうすればいいか。
継続していくしかありません。成果を出していくしかありません。
こちらをご覧下さい。ばかばかしいかもしれませんが、たった一人の熱狂が、
会場全体を巻き込んでいきます。
特に、SNS採用は継続・組織の巻き込みが成功の肝です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
採用は、決して人事だけで完結できるものではありません。
ましてや、SNS採用を始めるとなると、工数が余計かかることは間違いありません。
繁雑な業務はアウトソーシングし、自社社員にはコア業務に専念させる選択をしている企業が増えてきています。
弊社では、SNS運用代行はもちろん、ペルソナ設計~人材定着まで、広報・社会労務士・キャリアコンサルタント・補助金活用・学生・採用コンサルタントの知見を総動員で、貴社をサポートいたします。
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