
静岡市の未来を創る!『静岡未来共創コンソーシアム』が令和7年度オープンイノベーション事業を受託
地域連携の新たなスタート
静岡の地域イノベーション推進において大きな一歩が踏み出しました。EXPACT株式会社、株式会社アルファドライブ、静岡鉄道株式会社、株式会社静岡新聞社を中心とした『静岡未来共創コンソーシアム』が、静岡市の「令和7年度静岡市オープンイノベーション等創出支援事業運営業務」を受託。
この取り組みは、単なる事業受託を超えて、静岡市を中心とした持続可能な地域循環型エコシステムの構築を目指すプロジェクトです。
4社連携による強力なコンソーシアム
『静岡未来共創コンソーシアム』は、以下の4社による戦略的パートナーシップです
EXPACT株式会社(地方スタートアップ・起業家支援のプロフェッショナル)
株式会社アルファドライブ(大企業での事業開発経験を持つイノベーション創出支援)
静岡鉄道株式会社(地域インフラを担う交通事業者)
株式会社静岡新聞社(地域メディアとしての情報発信力)
この4社は「挑戦者」として新たな価値創造に取り組みながら、同時に「支援者」として他のプレイヤーを積極的に後押しする立ち位置を取っています。
社会価値から経済価値への循環システム
コンソーシアムが目指すのは、社会価値(義)を最優先し、その結果として生まれる経済価値(利)が静岡市内で循環する新たな経済システムの構築です。
これにより、市民、地域企業(アトツギ)、スタートアップ、行政など多様なプレイヤーが連携し、持続可能な地域循環型コミュニティを共創していきます。
具体的な取り組み内容
オープンイノベーションプログラム
市内企業とスタートアップの共創を支援し、新たなビジネスチャンスの創出や経営課題解決を図るプログラムです。単なる技術提供ではなく、双方が協力して新たな価値を生み出す「共創」の場を提供します。
アトツギベンチャープログラム
事業承継前に自社の経営資源を活用し、新規事業や業態転換に挑戦する経営候補者を支援します。これは、地域企業の持続的な成長と革新を促進する重要な取り組みです。
プロジェクトを牽引するメンバー
EXPACT株式会社 代表取締役CEO 高地耕平
静岡銀行での法人営業経験を経て、デロイトトーマツでベンチャー企業支援に従事。2018年のEXPACT創業以来、全国300社超のスタートアップの伴走支援を行ってきた実績を持ちます。
株式会社アルファドライブ プロジェクトマネージャー 豊吉真吾氏
サンゲツやヤマハでの大企業における新規事業開発経験を活かし、企業の事業創出支援に豊富な実績を持ちます。
静岡市の未来に向けて
急速なテクノロジーの進展や人手不足、物価高騰など、経営環境が大きく変化する中で、地域企業の生産性向上や競争力強化は喫緊の課題です。特に中小企業にとっては、外部のアイデアや技術といったリソースを積極的に取り入れ、異分野との共創によるイノベーション創出が重要になっています。
この『静岡未来共創コンソーシアム』の取り組みを通じて、静岡市を中心とした地域経済の活性化と持続的な成長が実現されることを期待しています。
詳細な情報やプログラムへの参加については、オープンイノベーションプログラム公式サイトをご確認ください。
静岡未来共創コンソーシアムが描く「社会価値優先型」新経済システムとは
静岡市を舞台に、地域課題の解決と持続的な経済成長を両立させる新たな経済エコシステムの構築を目指す「静岡未来共創コンソーシアム(Shizuoka Future Co-Creation Consortium)」が始動しています。その中核にあるのは、「社会価値(義)」を優先し、その結果として生まれる「経済価値(利)」が静岡市内で循環する仕組みです。
社会価値(義)を最優先する新たな地域経済モデル
静岡未来共創コンソーシアムは、EXPACT株式会社、株式会社アルファドライブ、株式会社静岡新聞社、静岡鉄道株式会社の4社が「挑戦者」と「支援者」の両面で主体的に関与し、地域のさまざまなプレイヤーと協働します。
このコンソーシアムが目指すのは、単なる経済的利益の追求ではなく、まず社会課題の解決や新たな価値創出といった「社会価値(義)」を最優先に据えること。その結果として創出された経済価値(利)が、静岡市内で循環し、地域経済の持続的な発展につながるというサイクルです。
共創エコシステムの具体的な仕組み
多様なプレイヤーの連携
市民、地域企業(アトツギ)、スタートアップ、行政などが連携し、持続可能な地域循環型コミュニティ(エコシステム)を共創します。社会価値の優先と課題解決
地域企業が長期ビジョンを設定し、静岡市の「次世代経営人材不足」「新規事業・業態転換の停滞」「共創ノウハウ不足」といった課題に、スタートアップのスピード感やアイデア、テクノロジーを掛け合わせて新規事業を共創します。「ゼブラ志向(社会性と経済性の両立)」や「ウェルビーイング志向」といった新時代の経営観を実践します。
経済価値の市内循環
共創によって生まれた新規事業や事業モデルが市内で継続的に推進されることで、雇用創出やイノベーションが地域に根付き、利益が市内に再投資・循環される構造を目指します。
プログラムと支援体制の特徴
オープンイノベーションプログラム
地域企業とスタートアップが協業し、新たなビジネスチャンスや経営課題の解決を目指す「共創」の場を提供。アトツギベンチャープログラム
地域企業の後継者(アトツギ)が自社の強みを活かしつつ、新規事業や業態転換に挑戦できるよう支援。質の高いマッチング
ただ「出会う」だけでなく、各社のネットワークやノウハウを活かし、「なぜ協業するのか」「自社のミッシングピースは何か」を明確にした上で最適なスタートアップとマッチング。自走化の支援
プログラム終了後も、企業が自立的にオープンイノベーションや新規事業開発に取り組めるよう体系的なノウハウを提供。多様なインフラとコミュニティ運営
静岡市産学交流センターB-nestやコ・クリエーションスペース(コクリ)などの場で、継続的なネットワーク形成やセミナー、ワークショップを展開。
4社それぞれの役割と貢献
企業名 | 主な役割・貢献 |
---|---|
EXPACT | 地域外スタートアップ誘致、経営者のマインド変革、次世代リーダー育成 |
アルファドライブ | 事業創出・伴走サポート、正しい協業型オープンイノベーションの伝導 |
静岡新聞社 | 自社媒体による発信力で事業普及・啓発、市民巻き込み |
静岡鉄道 | インフラ企業としてのネットワーク活用、共創コミュニティ形成 |
静岡から始まる「社会価値ドリブン」な地域経済の未来
静岡未来共創コンソーシアムの挑戦は、社会課題の解決と経済的持続性が両立する新しい地域経済モデルの実現です。地域企業とスタートアップ、行政、市民が一体となり、社会価値を起点に生まれた経済価値が地域内で循環することで、静岡市はイノベーション推進都市としてのブランドを確立し、全国・世界から注目される存在を目指しています。
この仕組みが根付けば、静岡発の「共創エコシステム」が、地方都市の持続的な成長モデルとして広がっていくことでしょう。
支援企業を募集しています
静岡未来共創コンソーシアムでは、地域課題の解決と持続的な経済成長を共に目指す「支援企業」を広く募集しています。
静岡市内外を問わず、地域の未来づくりに関心のある企業
スタートアップ、既存企業、行政、各種団体など多様な立場からの参画
新規事業創出やイノベーション推進、地域社会への貢献に意欲のある方
私たちと一緒に、静岡から新しい経済システムを創り上げていきませんか?
ご関心のある企業・団体の皆さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
共創の輪に加わり、地域とともに未来を切り拓く挑戦者をお待ちしています。