コロナ禍を経て、新卒の就職活動も大きく変わってきました。特に、1〜2年生のうちから長期インターンシップを始める学生が増えてきています。スタートアップ・ベンチャー企業の採用担当者の皆様も、優秀な学生インターン生の獲得に苦労されているのではないでしょうか?EXPACTでは、ライティングやマーケティング・ファイナンスなど幅広い分野で学生インターンが活躍しています。
そこで、今回は年間約80名を超える長期インターン応募があるEXPACTが独自に集めたデータを分析し、「インターンにはどんな学生が応募するのか」「今の学生が長期インターンで得たいこと」などについてまとめました。採用担当者の皆様や長期インターンに興味がある大学生の皆様、是非ご一読ください。
※EXPACT実施「インターン事前アンケート」
実施期間:2022年1月〜2023年9月
回答数:160名 対象者:学生
スタートアップ向けの支援事業を行うEXPACTへの長期インターン志望者の属性・就職活動への意識について
データ分析①応募者の所属大学・男女比・学年
はじめに、EXPACTへの応募者の属性についてご紹介します。
図1のグラフは応募者の所属大学の分布です。全体の4分の1が国公立大学であり、早慶から関関同立まで幅広い大学からの応募があることが分かります。
また、海外大に通う学生からの応募が全体の13.3%であることは、日本の企業での長期インターンの応募としては珍しい結果になっているのではないでしょうか。これは、弊社のインターンシップがフルリモートで行われていることが大きな理由になっています。
特に海外からの参加に関しては、詳しくは以下の記事をご覧ください。
図2, 3はそれぞれ応募者の男女比と学年を表しています。半数以上が男性を占めていること、また就職活動が本格化し始めた大学3年生からの応募が多いことが分かります。しかし同時に、早期化する就職活動に備えた2年生など低学年からの応募や、就職活動を終えて内定先への入社後を見据えた4年生からの応募も増えてきています。
データ分析②応募者がインターンに求める職種・経験
次に、EXPACTへの応募者が長期インターンシップに何を期待しているかについて解説します。
図4は、応募した学生のインターン経験の有無についてのデータです。約8割の大多数が未経験である一方で、2割の学生は2社目・3社目のインターンとしてEXPACTを志望しているようです。EXPACTはオンラインでコミュニケーションが取りにくい分、社員や先輩インターン生が丁寧にサポートできる体制を整えています。そのため、初めてインターンシップをする学生にとっても踏み出しやすい環境になっています。
図5は応募した学生が希望している職種を表したグラフです。職種については、多くの学生がライティングを始めとしたメディアやSNSキャンペーンなどのマーケティング業務に興味があることが分かります。また、弊社はスタートアップにおける資金調達支援に特化した特色があるためファイナンス業務に興味がある学生からの応募も一定数を占めています。
さらに、図6の「インターンシップを通して学びたいこと」を表したグラフからは、業界や職種、企業に関する知識を深めたい・ビジネススキルを身につけたいといった学生の声が読み取れました。就職活動が本格化し始める3年生からインターンシップを始める学生が多いことを加味すると、就職活動に向けた業界研究やガクチカの一環としての経験を得たいニーズがあるでしょう。
データ分析③大学生の就職活動に関する状況
ここで、就職活動に対する意識や企業選びで重視するポイントについて調査を行いました。
図7〜9は、応募学生の就職活動の状況について⑦全体⑧低学年⑨高学年に分けてまとめたデータです。全体と1, 2, 4年生においては「現在就職活動・転職活動をしていますか?」という質問に対して「いいえ」と答えた方が多くなっています。しかし、3年生においては半数以上の学生が就職活動を行っていることが分かります。
また、学生のうち約8割については志望業界が「決まっている」「なんとなく決まっている」と回答しています。この中には、
- 就職活動を見据えて既に受ける業界が決まっている学生
- 内定を獲得し、進む業界が決まっている学生
などが含まれます。
最後に、EXPACTのインターンに応募する学生が企業を選ぶ際に重視すること(図11)・応募時点での志望業界(図12)についてご紹介します。
図11によると、ほぼ同率で「成長環境、キャリア」と「仕事内容が魅力的」であることを優先する学生が多いことが分かりました。EXPACT自身がベンチャーであり、また業務内容についても学生の興味に合わせて選べることを募集にも打ち出しているため、そういった成長意欲の高い積極的な学生からの応募が集まっています。
志望業界についても、やはりEXPACTがコンサル事業を主としているためコンサルティング業界を志望する学生が最も多くなっています。その内訳としては、既にコンサルティング会社に内定が決まっており入社後に活かすために弊社で経験を積みたい学生や、同業界を目指しており就職活動において自分の適性を知りたいという学生がいます。
以上のアンケート結果から、
- EXPACTはインターンをフルリモートで募集しているので全国・世界各地から多様な学生が集まること
- 学生がインターンシップをする目的として「就職活動を見据えて業界について深く知りたい」「内定先が決まって、入社後に活かせるスキルを身につけたい」と考えていること
- 就職活動の開始は3年生が多く、またそのタイミングで長期インターンシップを検討する学生が多いこと
- ベンチャー・スタートアップでの長期インターンシップには成長意欲が高い学生が集まりやすいこと
などの傾向が見えました。
ベンチャーでの長期インターンシップでは実際にどんなことをするの?
では、実際にEXPACTのインターン生がどのような業務を行っているかについてご紹介します。
現在、弊社には約15名ほどのインターン生が全員フルリモートで働いており、主にライティング・ファイナンス・コンサル業務のサポート・VC立ち上げ業務など多岐にわたるジャンルで活躍しています。設立から5年の間に数多くのインターン生が加わり、またその卒業後にはそれぞれの目指す進路を実現してきました。卒業生の内定先には以下のようなものがあります。
- 日系大手通信会社
- IT関連大手
- コンサルティング会社
- 監査法人 など…
▶現役・卒業生のインタビュー記事はこちら!
現役デザイナーインターン:https://www.wantedly.com/companies/expact/post_articles/525765
インターン生OB:https://www.wantedly.com/companies/expact/post_articles/441454
このように、EXPACTでは学生それぞれが興味や関心・目標に応じて積極的に業務に取り組むことで、就職活動や社会人になってからのキャリアに活かしています。
終わりに
いかがでしたでしょうか?就職活動が早期化する中で、ベンチャー企業やスタートアップで長期インターンシップを行う学生は年々増えてきています。その中で、学生が求める経験や環境を適切にアピールすることで、意欲の高い学生を早い段階から採用することができます。
EXPACTは静岡を拠点にした地方企業ですが、柔軟な働き方により多くの学生がインターン生として参画してきました。長期インターンへの応募数も年々増加を続けています。EXPACTでは当社の事例を含め、優秀なインターン生の獲得をはじめとし、人材の採用支援等も行っております。興味のある方は、是非こちらからお気軽にお問い合わせください。
執筆:EXPACTライター 森田