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スタートアップにとって「モート(moat)」とは、競合他社から自社を守る持続可能な競争優位性のことを指します。
この言葉は城を囲む堀(moat)に例えられ、競合他社の参入を防ぐ防御的な役割を果たすことから使われるようになりました。
スタートアップがモートを構築する主な方法は以下の通りです。
ネットワーク効果
ユーザー数が増えるほどサービスの価値が高まる効果。Facebook、Twitterなどのプラットフォームがその典型例です。
スケールメリット
規模が大きくなるほどコストが相対的に下がる効果。Amazonの物流ネットワークなどがこれにあたります。
ブランド力
強力なブランドイメージにより、顧客の支持を獲得し続けられる効果。Apple、Coca-Colaなどが知られています。
特許・知的財産権
技術やビジネスモデルを法的に保護することで、競合の参入を防ぐ効果があります。
データ優位性
大量のデータを収集・分析することで、AIやアルゴリズムを強化し、サービスの差別化を図る効果があります。
このようなモートを早期に構築できれば、スタートアップは競争力の源泉を持続的に確保できます。逆に、モートが構築できないと、価格競争に巻き込まれるなどして、参入障壁が低下してしまいます。
つまり、スタートアップにとってモートは持続的な成長を実現するための重要な要素なのです。