【浜松市スタートアップビザとは?】外国人起業家を強力に支援する浜松市の取り組みを解説
浜松市は愛知県・名古屋市と共に、「スタートアップ・エコシステム拠点都市」の中の全国で4拠点しかない「グローバル拠点」に選出されている都市です。浜松市にて起業することは、資金調達や技術支援などあらゆる面で他の都市よりも手厚く受けることができるようになり、加えて2022年7月14日、外国人起業家を呼び込むため、市内で「スタートアップビザ」を取得して活動できるようにする支援制度がスタートしました。
この記事では、浜松市におけるスタートアップビザについて解説します。
そもそもスタートアップビザとは?
正式名称は外国人起業活動促進事業で、通称スタートアップビザと呼ばれます。
国家戦略特区または経済産業省によって認められた自治体が実施できるもので、外国人起業家の呼び込みに向け、経済産業省の定める告示に沿った地方公共団体から起業支援を受ける外国人起業家に対し、最長1年間の入国・在留を認める制度といいます。既に全国で15の都道府県や政令市などで導入されており、静岡県では浜松市が初めてとなります。 地方公共団体の「外国人起業活動管理支援計画」を経済産業大臣が認定し、地方出入国在留管理局が在留資格「特定活動」を付与する流れです。
浜松市におけるスタートアップビザとは?
2022年6月30日付で経済産業大臣から認定を受け、2022年7月14日より運用が開始されました。スタートアップビザを活用して、浜松市で起業を目指す外国人起業家に対する支援体制を構築し、起業支援、生活支援及び進捗確認を実施するものです。浜松市・はままつ起業家カフェ・浜松国際交流協会が連携して、外国人の起業活動について統括的にサポートが実施されています。
対象となる外国人起業家とは
・地域企業で就労するエンジニア・技術者
・留学生
・海外在住者
などが想定の対象とされます。
浜松市によると、高度な知識技能を備えた技術・人文知識・国際業務枠の資格在留者は浜松市内に1,197人がいるとの話(静岡新聞参照)もあります。例えば、技術者や留学生として来日した外国人が起業する場合、経営・管理枠のビザ取得を目指すのが一般的で、入国時のビザのまま起業準備をするのは認められにくいという現状があります。スタートアップビザを使えば、退職、卒業後に時間的余裕を持って起業に向けた活動を行うことできます。また現在は海外に在住している人が創業のため来日する際も制度を活用でき、有力起業家の誘致にも期待がされます。
幅広い浜松市のスタートアップ支援窓口
浜松市では自治体全体でスタートアップ企業の支援を行うよう支援の窓口も多く存在します。その一部を紹介します。
【浜松市】
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/
【はままつ起業家カフェ】創業をワンストップで支援する「創業支援総合窓口」
http://www.hamamatsu-startup.com/
【浜松国際交流協会】
浜松の多文化共生・国際交流に関する情報を発信
https://www.hi-hice.jp/ja/
【Hamamatsu Startup Salon】
専門家によるアドバイスなど伴走型支援を展開
https://innovation.forstartups.com/ja-jp/hamamatsu-startup-salon
浜松市の補助金については以下も参照下さい(※すでに終了しているものもありますのでご注意下さい)