
【富士市長選挙2025】現職勇退、新人三つ巴の戦いへ
― 直近の動き・争点を分かりやすく解説
2025年12月に予定されている静岡県富士市の市長選挙。任期満了(2026年1月18日)を迎える現職・小長井義正市長が、7月31日に「3期12年が一区切り」「新しい風が望ましい」と不出馬を正式表明し、地域は新時代のリーダー選びへと舵を切りました。
概要・最新状況(2025年8月13日現在)
現職市長の不出馬発表を受け、選挙は新人候補同士の争いになる公算が大きく、新鮮な顔ぶれに注目が集まっています。投票日はまだ公式発表がありませんが、前回(2021年)が12月19日だったことから、今回も12月の執行が見込まれています。
主な立候補予定者(50音順でご紹介)
補者 | 経歴・プロフィール | 出馬表明・主な政策訴求 |
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一条 義浩 | 富士市議(1999年初当選、現在6期目/55歳) | 2025年7月23日会見で出馬表明。「産業強みを生かしたまちづくり」「切れ目のない医療体制」など |
小沢 映子 | 元富士市議 | 2025年5月出馬表明。「私の見えている景色は市政に必要」とアピール |
金指 祐樹 | 私設図書館「ワンダー図書館」館長、無所属 | 出馬表明済み。公式サイト・選挙情報サイトでプロフィール・若年層向けの活動を発信 |
一条 義浩(いちじょう・よしひろ)氏
無所属、富士市議会議員(55歳)。1999年初当選、現在6期目。
7月23日に出馬表明し、「産業の強みを生かしたまちづくり」「切れ目のない医療体制」など具体的な政策をアピール。小沢 映子(おざわ・えいこ)氏
元富士市議会議員。5月1日に出馬表明し、「私の見えている景色は市政に必要」として自らの市政観を訴求。金指 祐樹(かねざし・ゆうき)氏
私設図書館「ワンダー図書館」館長(無所属)。若年層への発信力を武器に、公式サイトやイベントを通じて地域活動や政策を積極的に展開。
今回の注目ポイント・争点
富士市ならではの課題・可能性が、各候補の主張を通じて浮き彫りになっています。
産業振興・地域活性
製紙業をはじめ地場産業の高付加価値化、新産業育成が焦点。起業支援やDX推進も今後の論点に。医療・防災
「切れ目のない医療体制」「減災・避難力強化」など、市民の安全と安心を高める仕組みづくりに期待。若者・女性の参画
市主催イベントや関連施策も充実し、“未来を担う人材”が活躍できるまちづくりが問われます。
直近の動き(時系列で振り返り)
日付 | 主な出来事 |
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2025/5/1 | 小沢映子氏が出馬表明 |
2025/6/5 | 小長井市長、「出馬は未決断」と会見(のちに不出馬へ) |
2025/7/23 | 一条義浩氏が出馬表明(3人目) |
2025/7/31 | 小長井市長が不出馬を正式表明 |
2025/8/11 | 金指氏、関連イベント参加の告知投稿(若年層向け企画) |
小長井市政の実績
「生涯青春都市」のスローガンのもと、JR富士駅北口再開発や新総合体育館整備など、都市基盤・地域経済の強化に力を入れてきました。市民の生活基盤を支える施策は今後の継承・発展が期待されています。
おわりに ― 新時代への“選択”が富士市の未来を左右する
今回の選挙は、「現職勇退」「新人三つ巴」という構図。“産業 × 医療・防災 × 若者・女性参画”が主要争点として浮かび上がり、地域の新リーダーに何を託すかが問われています。
告示や投票日の公式発表は今後となりますが、候補者・政策の特徴をしっかり見極めて、未来を選ぶ一票を投じたいものです。
JR富士駅北口再開発
静岡県富士市では、「生涯青春都市」のまちづくりスローガンのもと、JR富士駅北口の再開発事業が都市基盤強化の柱として進められています。
この再開発は、地域経済の活性化や市民生活基盤の向上を目的とし、駅周辺の利便性や安全性の強化を通じて、街全体の価値を高める狙いがあります。
具体的な内容には、公共空間の整備、交通結節点としての機能拡充、商業施設や市民サービス拠点の設置などが含まれており、富士市民の“暮らしやすさ”を底上げする役割を担っています。これらは今後も市政継承の重要な方針として位置づけられています。
新総合体育館整備
新総合体育館の整備は、富士市全体の都市基盤強化ならびに地域経済活性化、そして市民スポーツ・交流の中核施設として計画されています。
現職市長が主導したこの整備は、大規模イベントへの対応、生涯スポーツの推進、災害時の拠点機能強化など、多面的な地域メリットを生み出すものとなっています。
体育館内には、市民が気軽に利用できる設備やバリアフリー設計が取り入れられ、地域コミュニティの結束を図るハード面の充実が図られています。
富士市政の基盤強化として
いずれも2025年市長選挙における争点・注目事項のひとつ。次期市長が誰になっても、これまで培われた都市基盤整備の実績(JR富士駅北口再開発・新総合体育館整備)は、今後も市民サービスと地域経済活性に直結する重要政策として、継承・発展が期待されています。