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出向起業とは
出向起業とは、社員が現在の会社を辞めることなく、出向という形で新たな事業を立ち上げ、その事業の経営者として働くスタイルを指します。これは、特に大企業に所属する社員が、新規事業創出のために行われることが多いです。
特徴とメリット
退職不要: 出向起業では、社員が退職する必要がないため、収入や福利厚生を維持しながら新規事業に挑戦できます。
経営スキルの向上: 出向先で経営者としての経験を積むことができるため、経営スキルやリーダーシップを磨く機会となります。
企業のリソース活用: 大企業のリソース(人材、知的財産など)を活用しやすく、新規事業の成功確率を高めることができます。
デメリット
自由度の制限: 独立して起業する場合と比べて、出向起業では企業の方針や規制に縛られることが多く、自由度が低いことがあります。
資金調達の課題: 出向起業者は、自身で資金を調達する必要があり、補助金を申請しても必ずしも受けられるわけではありません。
出向起業の支援
経済産業省は「出向起業等創出支援事業」を通じて、出向起業を後押ししています。この支援事業では、試作品開発や実証実験などの事業開発活動費用の一部を補助します。
補助金の概要
一般枠: 自ら会社を設立し、所属企業の議決権比率を20%未満にすることが条件です。
MBO型起業枠: 大企業の子会社やジョイントベンチャーが経営者や従業員による買収を通じて資本独立する形態です。
まとめ
出向起業は、大企業の社員が退職せずに新規事業を立ち上げるための有効な手段です。これにより、社員は経営スキルを磨き、企業は新たな事業機会を創出することができます。経済産業省の支援事業を活用することで、さらに多くの出向起業が促進されることが期待されています。