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スタートアップのストックオプション(SO)とは、株式会社の取締役や従業員などが、自社株をあらかじめ定められた価格で取得できる権利のことを指します。

この権利は「新株予約権」とも呼ばれ、将来的に企業が上場などで株価があらかじめ定められた価格よりも上昇すれば、その差額を利益とすることができます。

スタートアップにおけるストックオプションの主な役割は、取締役や従業員の業績連動のインセンティブ報酬として活用されることが多いです。

経営者がストックオプションを導入するメリットとしては、優秀な人材の確保が挙げられます。将来受け取れる株式の価値を高めようとする動機から、役員や従業員、また顧問などの社外協力者にも付与できるため、企業に携わる人材のモチベーションアップを狙うことができます。

ストックオプションにはいくつかの種類があり、それぞれ税務上の扱いも異なります。

例えば、「税制適格ストックオプション」は、従業員が会社から株式を特定の価格で購入する権利を持つ報酬制度で、日本の税法において特定の条件を満たすことで税制上の優遇措置を受けられます。また、「無償・1円ストックオプション」は、行使価格を1円に設定した、無償税制非適格ストックオプションの活用型で、退職金として使われるケースが多いです。

ただし、ストックオプションの導入や運用には専門的な知識が必要であり、税制改正や解釈の変更についても理解しておく必要があります。

そのため、具体的な導入や運用については、実績のあるコンサルティング会社や税理士、弁護士等に相談することが推奨されています。