こんにちは!今回は、EXPACTインターン歴2ヶ月の原が、同じくインターン生の枡田さんにインタビューしました。大学で学ばれている内容を活かしながらEXPACTの業務を行う枡田さんに「インターンで身についた視点」「今まで、そしてこれからの業務への関わり方」についてお聞きしています。
ぜひ最後までご一読ください!
〜枡田さんプロフィール〜
現在慶應義塾大学・環境情報学部3年生。大学ではファイナンス関連ゼミ、データサイエンスゼミに所属し研究している。2023年2月にEXPACTに入社(社歴6ヶ月)し、現在設立準備中の独立系ベンチャーキャピタル(VC)FUNDL VENTURESにて主にリサーチ業務を担当。
ー本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
ー早速ですが、EXPACTの学生インターンに参加したきっかけを教えてください。
最初のきっかけは、大学のゼミで学んでいるファイナンスの実務的な部分をもっと理解したいと思い、EXPACTに応募しました。また、ベンチャー企業のアーリーステージ*での資金調達の際にはどんな業務が発生するのかにも興味がありました。中々、資金調達支援関連のインターンが見つけられなかったので、そういった面からもEXPACTの事業内容は魅力的でした。
*アーリーステージ:ベンチャー企業の起業直後の段階
ー大学では具体的にどんなことを学ばれてるんですか?
大学では二つのゼミに所属していて、一つ目のファイナンスゼミは基本的にESG投資*やコーポレートファイナンスの勉強をしています。実際に、企業との共同プロジェクトに参加して、ESG戦略を含めたIR戦略*の提案などを行っています。
二つ目のゼミはデータサイエンス関連で、インパクト投資*や、インパクト企業が企業活動によってどのように、どのぐらいの社会的インパクトを与えるのかを評価するロジックモデルの研究をしています。
ESG投資もインパクト投資も、現在担当してるFUNDL VENTURESでの業務に関連していますね。
*ESG投資:「企業が環境、社会、ガバナンス(企業統治)の3つの側面において責任を果たすことを重視した投資アプローチ」
*インパクト投資:「社会的な課題や環境的な課題の解決とともに金融的なリターンを追求する投資のアプローチ」
(引用元:枡田さん執筆 – 社会課題の解決を成長エンジンに変える”インパクト投資” とは?https://expact.jp/impact-investment/ )
*IR戦略:自社の業績や経営方針を株主や投資家に伝える広報戦略
ーなるほど、学ばれている内容に近い業務内容とのことですが、どんな業務を担当されていますか?
現在は、設立準備中の独立系ベンチャーキャピタル『FUNDL VENTURES』でリサーチと資料作成を主に担当しています。インパクト投資の現状調査やロジックモデルの事例収集を行い、資料をまとめています。 また、上記のようなインパクト投資やESG関連の記事執筆も時折担当しています。
ーロジックモデルと聞くと難しそうですが、どういったリサーチをされているんですか?
ロジックモデルは、スタートアップ企業の「リスク」、「リターン」、「インパクト」のインパクト部分を評価するモデルになります。現在は、FUNDL VENTURESが設立した際に自社でどんなロジックモデルが建てられそうか、どんなデータが大事になってくるのかなどの先行事例をもとにリサーチしていますね。
今後はロジックモデルを投資先の企業さんと一緒に作っていく予定です。またモデル自体、FUNDL VENTURESが企業に投資するかどうかを決める判断材料の一つになりますし、投資家さんになぜ投資したのか説明する際にも使われますね。
ー今後のFUNDL VENTURESですごく大事な領域に携わっていらっしゃるんですね!今までの業務で苦労したことは何かありましたか?
入社して2ヶ月ほどで担当した、水耕栽培でのカーボンクレジット*利用についてのリサーチに苦労しましたね。参考になるような情報がすごく限られていたので、どういった方向性でリサーチするべきかが難しかったです。
*カーボンクレジット:Co2を含む温室効果ガスの吸収量と排出量を企業間で取引出来る仕組み
ー思っているようなリサーチ結果が得られなかったりすると大変ですよね。リサーチ業務に行き詰まった時はどうしていますか?
業務をいただいた方に、初期のアイデアでは情報がないので別の方向性で進めても大丈夫か伺って、相談しながら進めていきましたね。リサーチ業務に限らず、慣れていない業務であったり行き詰まった時は社員さんや他のインターン生の方がすごく丁寧にフィードバックをくださるので、助かっています!
ーなるほど、業務を通して身についたことは何かありますか?
大きく二つあります。一つ目は情報を簡潔にまとめるスキルが身につきました。リサーチ結果を結論としてまとめる時や、資料作成でもトピック毎にまとめて包含関係を考えながら構成を組んでいますね。
二つ目はインパクト投資やESG投資に対しての理解が深まりました。大学では研究者の目線でインパクト・ESG投資の効果を数字で見ていますが、この学術的な研究成果と、企業や投資家の現状のギャップをEXPACTの業務を通して見れるようになりました。同じトピックでも新しい視点を取り入れることができたのは大きな変化ですね。
ー現在、他社でもインターンをされていると聞いたのですが、どのようなことをされているのですか?
別のインターン先は、Co2の排出量を算定するシステムを提供している企業で、主にコンサル業務を担当しています。ですので、こちらのインターンでもESG投資に関連した業務をやっています!
ーなるほど。大学で学んでいる内容が両方のインターン先の業務と関連しているんですね!
そうですね。ただ大学とEXPACT比べた時と同じように、もう一つのインターン先でESG投資を扱った時の視点も違って(笑)大学では研究者、EXPACT/FUNDL VENTURESでは投資家目線、そしてもう一社では投資の受け手としての視点があるので、同じトピックでも色々なギャップが見えてきていますね。
ー違う三点からの視点を取り入れているのはすごいですね!二つのインターンの両立は大変ではないですか?
時間的に厳しい面もありますが、やはり学校で学んでいる内容の延長線上でインターン業務に携われているので苦ではないですね!あと、代表の髙地さんに他社でもインターンしていることを伝えているので、業務の締切も少し長めに設定していただいたりとフレキシブルに調整して頂いてます。
ー社内で気軽に相談できる環境があることで、忙しい中でも両立できているのですね! インターン生として今後やってみたいことや頑張りたいことはありますか?
抽象的にはなってしまうのですが、受け身からもっと積極的に業務に携わっていきたいなと思っています。今までは、限られた時間の中で割り振られた業務をこなしていっていたのですが、他のインターン生の方を見ていると、どんどん自分から業務を提案されていらっしゃる方が多いと感じます。積極的に業務に関わっていけた方が学びも大きいはずなので、これから時間に余裕が出てきたら自分からリサーチの提案が出来るようになれたら良いなと考えています!
ー周りのインターン生の業務に対する姿勢も、今後の成長へのいい刺激になりますよね!では、枡田さんにとってEXPACTはどんな存在ですか?
単純作業ではなく、ワクワクする業務を通して色々な経験を積むことができる場所だと思っています。リサーチの業務でも、トピックがすごく狭く決まっているわけではなく、自分で解決策であったり結論を考えられるような程よい範囲を依頼していただいています。そういった部分でもワクワクしますし、実際に自分が調べた事例が今後のFUNDL VENTURESの将来性に関わってくるのもやりがいがありますね。
あとは、色々なバックグラウンドを持った社員さんであったり、FUNDL VENTURESに関わっていらっしゃる会社経営者や弁護士の方々とお話できる機会もあるので、知的好奇心が満たされる場所でもあります!
ー日常生活では中々関わることのできない方々と接しながら、色々な業務を経験できるのは魅力的です!では最後に、EXPACTのインターンに興味のある学生さんにメッセージをお願いします!
EXPACTの働き方は時間的にも内容的にもすごく幅広いと思うんですよね。どの業務を担当するかによって、獲得するスキルもかなり変わってくると思いますし、向き不向きもあると思っていて。自分にどういう仕事が合っているか、どういう仕事が面白いと感じるか、それが重なる場所をある程度絞り込めるいい機会だと感じています。
是非色々な業務を通して、みなさんの得意な分野を見つけていただけたらと思います。
ご応募お待ちしています!
ー本日はインタビューありがとうございました!
ありがとうございました!
いかがでしたか?
大学で学んでいることを存分に活かしながらFUNDL VENTURESの立ち上げ業務に関わる枡田さんのインタビューから、私も同じインターン生としてたくさんの刺激を受けました。
EXPACTは自分の興味のある分野で、新しいスキルを身につけることの出来る環境です!是非、興味のある方はご応募お待ちしています。
取材・執筆:EXPACTライター 原