2022年2月22日、弊社は23・24卒向けのオンライン就活イベントを開催しました。タイトルは「採用コンサル×22卒内定者が伝授!〜逆算したファーストキャリアの選び方〜」。今回は、学生インターンの飯沼がこちらのイベントの内容をお伝えしていきます!
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開催の背景
「就活は目的ではなく手段」とよく聞きますが、就活はなりたい姿を叶えるための手段ではずです。しかし、内定を取る力がなければなりたい姿を叶えることも難しくなってしまいます。そこで、弊社では内定を取るための就活イベントを開催しています。その中でも今回は、「ファーストキャリアの選び方」と題して、採用コンサルを4年務めた弊社社員の桑木野と学生インターン4名がレクチャーしました。
学生のみなさんの中で、明確にやりたいことが決まっているという方は少ないのではないでしょうか。そうした状況で、やりたいことが見つかるまでじーっと待っているだけでは何も起こりません。そこで、近年の就活では、「本気でやりたいことが見つかった時に、そこで通じる力がつく会社を選ぼう!」と、主体的にキャリアを積み上げる決意を持つことが重要になります。
まずは自己理解から
就活において大事なのは、「自己理解」「企業理解」「自信」の3つです。その中でも、自己理解は情報ややり方がたくさんあって、「結局どうしたらいいのかわからない!」という方が多いです。自己理解では上の図の3つが重要となります。価値観と興味と得意が重なるところに、自分のやりたいことが見えてくるんです。では、自分にとっての価値観と興味と得意ってどうやって探すにはどうしたらいいのか?それぞれ3つの質問を自分に投げかけることで見えてきます。ぜひ、ノートや紙に書き出してみてください。
「価値観」は「大切にしていること」「こうなりたいという人生の方向性」です。自分にとっての価値観と重なる会社で働くことが、楽しく働くことにつながります。これを明確にするには、
1. 自分の子どもや後輩にどんなメッセージを伝えたいですか?
2. もっとこうだったらいいのに、と思うことはなんですか?
3. 最高の先輩や上司は誰ですか?またなぜですか?
という3つの質問を自分にしてみましょう。
「得意なこと」は言い換えると、「無理しなくても自然とできること」です。自分にとって得意なことを探す3つの質問は、
1. あなたがイラッとすることはなんですか?
2. 今の仕事を辞めても続けたいところはなんですか?
3. 周りの人に自分の強みを聞く
です。
そして、「興味」とは、「好きなこと」「もっと知りたいと感じる分野」のことです。これを見つける質問は次の3つです。
1. お金を払ってでも勉強したいことはありますか?
2. 出会えてよかった・救われたと思う分野はありますか?
3. 本屋を一周する
「価値観」「得意」「興味」の3つを自分で考えたら、この3つをかけ合わせていくことで、やりたいこと、なりたい姿が明確になっていきます。
その上で、の実際の就活を通して、ファーストキャリアを見つけていきます。
公開!22卒の先輩のファーストキャリアの選び方
それでは、22卒で内定を獲得した先輩たちの就活の流れ、ファーストキャリアの決め方を見ていきましょう!
まずはこちらの先輩。マーケティング・リサーチ業界のフロントランナー企業から内定を獲得しました。色糸なことを経験できるベンチャー風土、BtoBで他者・他社の挑戦を一気通貫で支えられる仕事、コミュニケーションを活かせる課題発見・課題解決型の業務という3つの軸で就活されていました。
大学3年の6月にオンライン合同説明会に参加したのが就活スタートでした。はじめは広告業界を漠然と見ながらベンチャーのインターンや早期選考に参加していました。4年生の4月で手持ちの企業全てに落ちてしまい、挫折を経験。そこで自己分析をもう一度見直し、就活相談を受けながら紹介された企業から内定を獲得しました。
ポイントは挫折の際に見直した自己分析。過去の体験を振り返ってモチベーションが上がったことから自分本位の将来像を作り、さらに自分が活かせる強みから他人本位の企業での活躍像を作ることで、自己分析の一貫性を持たせました。これを通して、自分でも納得できるエントリーシートを書けるようになりました。また、「チャレンジ」「幸せ」「困難」などの抽象的な表現を具体的にすることで、他の就活生とかぶらない文章ができるようになるという話もありました。
続いてはこちらの先輩!SoftBankに内定を獲得しています!就活ではDX関連の企業を志望していました。就活の軸としては、戦略(ビジョン)が自分と企業で一緒であるか、戦術(事業構造)が変革に積極的であるか、戦闘(カルチャーフィット)として失敗を尊重しあえるかを大事にしていました。
大学3年生は多種多様なオンライン説明会やインターンシップに参加し、1月からは早期選考に挑戦。5社中4社が不採用と、挫折を経験します。そこで、自分の軸や価値観をじっくり考えました。就活解禁後は自己分析を活かして就活を再開。しかし、第一志望群3社に落選。2度目の挫折を受けて、今度は自分にどのような価値を提供できるのか?ということを考えるように。そして、5月の第一志望の最終面接では納得の行く話ができるようになりました。
二度の挫折を通して、自分の中の固定値を言語化することが重要だとこの先輩からお話しいただきました。言語化することで、自分の価値観を明確にすることや、ガクチカや自己PRでは課題解決ができる人だと説明すること、ビジョンが会社の方向性と一緒であると話すことに繋がります。そこで、自分と言えば「〇〇」というテーマを持つといいよ!とお話しいただきました(たとえば「可能性の子」など)。
最後はこちらの先輩!言葉が好きで、Webマーケや広告の業界を志望していましたが、就活を通して必ずしも言葉に関わることが重要ではないと気づき、最終的に革製品の製造所から内定を獲得しました。
はじめは就活本や就活サイトで自己分析を開始。ノート4冊に自己分析の内容を書き留め続けました。3年生の7月にはインターンを開始しながらエントリーシートを書き始めます。9月に対面イベントに参加したことで、色んな人が同じ悩みを抱えていることやもっと行動している就活生の存在、他己分析の重要性に気づきます。10月から就活サービスを使い、選考を受け始めます。しかし、12月に第一志望の面接で「このままでは二次選考に進めないよ」と言われ、号泣してしまいました。それでも立ち向かい続け、2月に「こんなに合う企業は他にはない」と思える企業からの内定を獲得し、笑顔で就活を終えることができました。
こちらの先輩は12月の挫折を受けて、自己分析を深堀りしました。当初は「挑戦できる」「風通しがいい」「やりたいこと」という漠然とした軸で就活していましたが、自分の性格や価値観をよく知った上で「自分らしくいられて、強みを評価してもらえる」「消費者に届けるところまで見届けられるBtoC事業であること」「自分も楽しみながら働けるように、こだわりや遊び心があること」という3つの軸に変化していきました。軸を変化したことで説得力を持ち、自信を持って話すことができるようになりました。
自分を知ろう
こちらは私がイベントでお話させていただいたことなんですが、自己分析する時には「主体性がある」「チャレンジ精神がある」など、ついつい抽象的な言葉でまとめてしまいがちになりませんか?ですが、じぶんについて具体的な表現で説明できると自己PRのときにも有利になります。そこで、上の図のようなライフラインチャートを書いてみることをオススメします!
縦軸を幸福度、横軸を時間の流れとして、過去1年の自分に起きた出来事をバーっと全部思い出して、書き出してみます。その時、自分にとってこれはよかったと思えることは上の方に、逆に失敗してしまったと感じたことは下の方に書いていきます。すると、上の方に出てくるものは、今の自分にとって優先度が高く、価値観にフィットするものだということになります。
上の図を書いたときの私は「資格試験の勉強をやりきった(合格した)」「卒論を書き上げた」「毎週読書が続いている」ということが特に幸福感の高い出来事だったんだなあと振り返ることができました。そして、この3つの共通点を探すと、「やりきる経験」や「知識が増える経験」に私は幸福感を感じやすいと分かります。そうしたら、自己PRの際にも、具体的なエピソードを含めて説明することができ、自分でも納得感の高いエントリーシートや面接になります!
セミナーを受けた学生の声
参加後のアンケートでは、「満足」「やや満足」と答えた方が約93%!満足度の高いイベントになりました!!
実際の感想
・イベントを通して、自分がこれからやるべきことや、姿勢などを考え始めることができました。参加する前は、就活がどのようなものなのか何から始めるべきなのか全く分かりませんでしたが、実際の就活の流れや大切にすべきことへの話を聞いて、自分自身を見つめ直し将来を考える機会になりました。
・就活の流れがわかったので満足です。とりあえず全体的な動きがわかったので後は実行するだけです。ありがとうございます。
・セミナーの流れやご登壇者様それぞれのお話がスムーズであったため,2時間があっという間でした!
自己理解を企業理解につなげよう
今回のイベントでは「ファーストキャリア」をテーマに、主に自己理解、自己分析を中心にお話してきましたが、自己理解はまだ就活のスタートライン。深堀りした自己理解をもとに、次は業界研究や企業研究につなげていくことが必要です。
EXPACTでは、今後も就活生のお役に立てるようなイベントを開催したり、サポート体制を整えていきます。例えば、去る3月10日(木)には人材業界の業界研究イベントを開催しています。
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また、3月22日(火)には、ITソフトウェアの設計や運用、コンサルティングを行う富士通グループから伊藤忠グループへ転職した現役バリバリの「SIer(エスアイヤー)」をお招きして、少人数制交流会を行います!
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