学生起業家が静岡スタートアップで活躍するヒント

  起業家はいつ起業家になるのか   世の起業家の方々は、一体何歳で起業したのでしょうか? 総務省が公開している中小企業白書平成31年度版では、男女ともに40代以下の起業家の割合が2007年から2017年の10年間で増加していることが分かります。   また、26歳から39歳までの年代に最も多く起業家が存在しており、さらに40代の割合は増加傾向にあります。 これは、前職での経験や知識を活かした、いわゆる脱サラ起業をする人が多いからであると推測できます。 実際に、起業家にとっての企業の動機付けとなった経験として、最も多く挙げられていることは、正社員としての勤務経験です。 そんな26歳以上の現状に対して、25歳以下の起業家の割合は70歳以上の起業家の次に少ないという状況があります。 では25歳以下、特にその大半を占める学生の起業状況はどのようになっているのでしょうか。 これは、スタートアップタイムが公開している「スタートアップ 大学別マップ」です。 ご覧の通り学生スタートアップの数に地域間での大きな差があります。 関東や関西では、様々な大学に学生スタートアップがあることが分かります。 九州では九州大学に3社あることが特徴的です。 それに比べ、東北や中部、中国地方はまだまだ学生に起業という選択肢が浸透していない現状がうかがえます。     なぜ地域差が出るのか 関東や関西、九州で学生のスタートアップが多い理由は、資金調達やアドバイスなど様々なバックアップ体制が、学生にも身近な環境として存在することです。 関東関西では、大学主催のビジネスプランコンテスト(立命館大学学生ベンチャーコンテストなど)や、行政が運営する起業コミュニティ(Startup Hub Tokyoなど)が数多く存在し、多くの学生が活動に関わっています。 また、九州大学では起業部という部活があり、学生や大学を中心にたくさんの人々を巻き込んで、起業することを部の活動として行っています。 シリコンバレーのピッチイベント番組の中では、世界中から集まった15チームを抑え見事優勝し、多くの投資を受けるといった成果を上げています。(詳細) ここで言えることは、それぞれの地域の起業を取り巻くエコシステムの中に、一定の学生の存在感があることです。 日本のどの地域でも、起業に関する取り組みやコミュニティは存在しております。 とりわけ、学生起業家の多い地域では、上のスタートアップのライフサイクルでいうアイデア事業企画からIPO M&Aの4つのフェーズすべてに学生に向けた入り口が身近に存在しているのです。 学生がそのエコシステムの中に参加できるような動きや仕組みづくりが、学生起業家を増やす鍵です。     学生向けスタートアップエコシステム 弊社が所在する静岡にも実は、学生起業家へのバックアップ体制はいくつも存在しております。 しかし、その存在が静岡の学生にとって身近なものになり得ておりません。 そのため静岡における起業エコシステムでの学生の存在感が、どうしても関東など3つの地域と比べ薄いと考えられます。 そこで、静岡の特色ある3つの取り組みについて、ご紹介させていただきます。   浜松いわた信用金庫チャレンジゲート 旧浜松信用金庫と旧いわた信用金庫が今年1月に合併したことを機に、従来よりパワーアップしたチャレンジゲート。 学生ビジネスアイディア部門を新たに加えた3部門で募集が行われています。 半年間という長い開催期間の中で、プレゼンをするだけにとどまらず、起業家や税理士等の専門家などのアドバイザーと共に、伴走するようなサポートを受けられることで、実際に起業・事業化することを前提目標として掲げられたビジネスプランコンテストです。   チャレンジゲートの詳細はコチラ     Startup Weekend 大学生の参加者が多い起業家体感イベントStartup Weekend。 このイベントの主旨は、開催地域における起業にチャレンジすることへのハードルを下げることです。 参加者は、3日間を通して実際に起業家になったつもりで1つのビジネスを考えます。 最終日には、先輩起業家やVCの投資家の方々を審査員に招き、成果を評価してもらいます。 そこで重視されるのが、実際にアクションを起こしていることです。 … Continue reading 学生起業家が静岡スタートアップで活躍するヒント